ほどらいこ


 「ほどらいこ」とは、奈良県桜井地方の方言で、
ゆっくりいこうぼちぼちいこうほどほどにいこう 』という意味です!

地域のお助け隊

●洗車

 お客様からご依頼をいただき、洗車をしています。綺麗にピカピカに仕上げます。

●草ひき

 三宅町内外から、1年を通してご依頼をいただいています。特に5月~10月ぐらいにかけては、ご依頼が多いです。県庁や奈良市の方まで出向く事もあります。

●犬の散歩

 普段、様々な理由で忙しくて自宅の犬の散歩に行けないという方に代わって犬の散歩に行っています。

●内職

 三宅町内外から内職の仕事を受けています。

チャレンジドニュース配達

 2011年度から、ほどらいこではならチャレンジドさんからニュース折込発送業務の委託を受けています。
 以前は、ニュースの折込をやり、その後配達先の学校毎に配布枚数を数えて仕分けするという作業でしたが、2012度から、『高等養護学校』、『二階堂養護学校』、『高等技術専門学校』、『西和養護学校』の4校にはほどらいこが直接出向き、ならチャレンジドさんのニュースを配達させていただくことになりました。
 ほどらいこメンバーの中にはそれぞれの学校の卒業生がおり、配達業務になるととてもはりきって配達してくれます。また、それぞれの学校にお届けするたびに校長先生から『また、頼むね!』『いつもありがとう!』などと声をかけられたり、もと担任の先生に会ったり、配達業務が増えた事で、実際配達先の方の顔をみてお届け出来るのが、ほどらいこメンバーのやる気にもつながっています。

 今後とも地域のお助け活動をする中で、それぞれの学校や地域ともつながりを持って活動をしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

ほどらいこ設立の経過

1.ほどらいこを設立したのは、2004年4月。支援費制度が始まって、法人が地域支援の事業(ホームヘルプ、デイサービス)を独自に立ち上げられるようになったからです。
 その目的は、

  • 三宅町出身の養護学校卒業生などの受け皿を作る
  • Uくんの日中活動の場を作る
  • 地域の高齢者など困っている人たちを障害者が支援する仕事を新たに創ることでした。

 当初は、高齢者への配食サービスをメンバーが担うことをめざしましたが、実際には、ほどらいこに通所を始めたメンバーが重度の人が多く、重度の支援とお弁当作りの仕事の方向性の違いに基づくスタッフ内部でのズレ、ハード的に劣悪な民家で重度の支援をすることの困難さによるスタッフの疲弊が原因で、問題が山積し運営体制が常に不安定でした。
 配食サービスの業者指定を三宅町から受けましたが、これは断念。また自立支援法の開始に伴って法人全体の運営が困難な壁に直面し、重度のメンバーはバリアフリーのひまわりの家に移ってもらいました。
 そこで「ほどらいこを地域支援の事業所に純化する」という意図の下に、「お助け隊」の仕事を例示して新たにメンバーを募集し、2006年4月、それに応募した現在のメンバーで再出発しました。ひまわりの家・ほどらいこの全体の中で、活動性が高く行動的で意欲にあふれたメンバーがほどらいこに集まりました。
 なおデイサービス事業が自立支援法により廃止されたことに伴い、生活介護10人・就労継続支援B型10人の多機能施設に移行しました。

2.なぜ「地域支援」を仕事とするのか

 ノーマライゼーションは「障害者が社会の中で位置と役割を持って生きていること」です。差別・排除・隔離されないまでも「障害者福祉」の世界に押し込められ、社会の「おまけ」でいるだけでは、依然として「社会のお荷物」であり、誇りを持って生きていくことはできません。
 社会福祉法人ひまわりは2006年4月の時点で、知的障害者授産施設(通所)ひまわりの家、デイサービスほどらいこ、グループホーム、ホームヘルプの事業を展開しており、通所メンバーなどの地域での暮らしの基盤を小規模ながらすでに達成していました。
 しかし事業(サービス提供)は手段であり、目的は「自立支援」。
 障害者福祉の世界に押し込められて生きていくのは、偽物の「幸福」。
 なかまのつながりがすべての力の源泉であり、その基盤となっている通所事業が占める大きな位置は今後とも変わることはありませんが、そこにとどまっていては意味がありません。蓄えられた力を使って、地域に切り込み、「社会の担い手」として活動していくことは、社会福祉法人ひまわりの「地域でともに生きる」という理念の発展への大きな一歩です。
 そこに「お助け隊」の仕事の意味があります。ほどらいこは、社会福祉法人ひまわりの今後の道筋を、先端で切り開く位置にいると思っています。

生活介護・就労継続支援B型 ほどらいこ

〒636ー0214

奈良県磯城郡三宅町但馬130ー8

電話:0745-43-5237(FAX兼)